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2011.04.15 *Fri

386(2011.4.15)

例の震災絡みで昨日とても悲しくなるような記事が載っていました。川崎市長さんが福島県を訪れ、被災によってでたガレキを川崎市の処分場で処理することを申し出てくださったそうなのですが、そのことで川崎市の住民の方から多くの苦情が市に寄せられたとのこと。理由は放射能に汚染されたものを持ち込むな、ということのようです。おそらく市長さんには放射線の強い場所のガレキまで受け入れるつもりはなく、通常のガレキの処理を念頭に置いての申し入れだったのだろうと思います。でも福島といえば、とにかくどこもかしこも放射能で汚染されていると思っている人が、やはり心配していた通り、いらっしゃるのでしょう。

苦情を呈した住民も、心からご自分のお子さんのことなどを心配していらっしゃるのでしょうし、また処分場の付近にいらっしゃる方であれば、そのような心情もとても理解できます。

一方、今回の放射能の問題はなにも福島県という自治体あるいは県民が悪いわけではありません。もちろん、川崎市長さんだってご厚意でおっしゃっていただいたのだろうと思います。

評論家的にいえば、川崎市に電気を送るために危険な原発を受け入れてくれた福島県へしようとした善意に対し、こんな苦情を言う川崎市民がいるとは情けないではないか、ということになるのかもしれません。

しかし私が「悲しい」と感じることは、そういう部分ではありません。本当に悲しいことは、何も悪いことをしていない市民・自治体同士の善意の助け合いに、嫌悪感を抱かなければならなくなった人が少なからず出てしまった、ということなのです。この嫌悪感、怒りの矛先は本来、東京電力やそれを監督しきれなかった保安院・国に向けられるはずのものです。巨悪人の足元で、善人同志のいざこざが起こるという構図に、なんとも心の底が冷え冷えするような悲しみを覚えます。

本来糾弾され、非難されるべきところにその怒りのエネルギーを集めることが、福島県民だけでなく、川崎市民も含め全国民がなすべきことなのではないでしょうか。福島・福島産品・福島県民への差別的扱いというすでに起こっていますし、これからも起こり、そのたびにそれにかかわった双方の人たちは、本来使うべきところに使うはずの係争エネルギーを浪費してしまいます。そうして、本来厳しく断罪されるべき当本人は、舌を出してその争いを尻目にどこかに逃げようとしているのです。
今なすことは、東京電力、保安院・国の結果責任の徹底的な追及のために国民が厳しい監視の目を持つことです。そのために不毛な争いにならぬような冷静さと表面的な情報に流されず本質を見極める心構えをもつことだと思います。
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Author:nekomimi
2001年夏に東京の会社を辞め、農業を中心とする生活をするため福島県会津地方へ移住。
連れ合いと3人の息子、犬のもも、ネコのリンと賑やかな田舎暮らしをしています。

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