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2010.10.25 *Mon

369(2010.10.25)

そろそろ当地でも霜が降りそうな寒さになってきました。冬将軍の到来もそれほど遠くないようです。

只今、米穀検査のお手伝いの仕事をしております。米穀検査は、最近ニュースにもなったので、「そういうものがあるのか」と再認識された方も多いと思います。個々のお米の出来栄えを検査するもので、きれいな米粒の割合が高いものから1等、2等、3等、規格外と30kgづつ詰められたお米1袋ごとに判定されていきます。
ニュースでは、いつもの年ですと8割くらいは1等がついていたものが、今年は6割程度、ひどい県では2割くらいになっている、ということでした。原因の一つは夏の猛暑による高温障害といわれており、通常飴色をしている玄米の粒が乳白色になってしまいます。検査しているところを横で見学させてもらうと、2等以下の米のサンプルはこの乳白色の粒がかなり目立って混入していました。確かに素人目にも「うーん」とうなってしまうくらいです。
またカメムシの食害粒というのも判断材料になります。稲の開花後に穂にとりつかれて液を吸われた米はちょこっと黒い点が見られます。今年はカメムシが大発生し被害がかなり心配されたのですが、思ったほどではなかったようです。ですが、これもちらほらと減点の対象になっているものがあります。
ただ、検査の1等・2等・・はあくまで「見た目」だけの判断であって、栽培方法や食味などは一切判断材料になっておりません。

今年は稲作への個別所得補償支払い制度の初年度で、減反に協力した農家に10aあたり一律15000円が配られることになっており、これがかえって米の価格を押し下げる要因になっているようです。お米の取引業者は早くも個別所得補償をたてに値引き交渉をしているとのことです。個別所得補償の趣旨はあくまで生産費と安い価格とを穴埋めするためのものであって、さらに値引きなどされたら、農家はさらに苦しくなるだけです。(以前、ここで書きました通り、我が家はこの個別所得補償は受けておりません)

作柄もほぼ平年並みで、1等米が減るとますます農家の手取りは下がってしまうことになるでしょう。高齢率の高い山間地を中心に、稲作をやめてしまう農家が増えることがとても懸念されます。

ちょっと話は変わってしまうかもしれませんが、最近熊の出現のニュースをよく目にします。ニュースの解説には決まって「里山の荒廃が原因」と書かれています。ではその荒廃はなぜ起きたのか。それは中山間地の農業の衰退の原因と同じではないかと私は思っています。

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CATEGORY : 近況

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Author:nekomimi
2001年夏に東京の会社を辞め、農業を中心とする生活をするため福島県会津地方へ移住。
連れ合いと3人の息子、犬のもも、ネコのリンと賑やかな田舎暮らしをしています。

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