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2007.02.12 *Mon

227(2007.2.12)

立春を過ぎ、陽気もすっかり春です。かなり早すぎるよなあ、と思いながらも暖かくなるのはありがたいことです。もうじき育苗の準備が始まります。

苗をつくる、とか野菜をつくるとか、といった言葉を使いがちですが、私はなるべく使わないようにしています。苗や野菜、米はつくるものではなく、栽培するもの、なるもの、育てるもの、育つものです。私も話し言葉では、「トマトをつくっています」とかいいますけど、書き言葉では決して使いません。文章がまどろっこしくなるので、たまに「苗をつくる」、と書いたりしますが、そのときでも最低限「作る」とはせず、「つくる」です。
それは、科学技術が進歩した今でも、人間の手で木の葉1枚でさえ「作る」ことができないことからもわかるとおり、命あるものを「つくる」ことなどできないという思いがあるからです。
英語のことはあまり詳しくありませんが、「野菜をつくる」という場合は、makeではなくgrowを使うようです。この点、英語ではきちんと言葉が区別されているようです。

ちょっと話は変わりますが、ある人から聞いた話。ある大手の乳業会社の社員研修で、講師が「なぜ乳牛は毎年乳を出すかわかりますか」と質問したそうです。社員たちはだれも答えられなかったそうです(内心、「乳牛」なんだから当たり前だと思っていたのかもしれません)。答えは、毎年子供を産むから、です。乳牛でも子供を産まなければおっぱいは出ません。それはヒトでも同じで当たり前のこと。牛乳は工場で作られているわけではなく、牛に子供を産ませてそのおっぱいをいただいていることを思い直せば当たり前のことですが、スーパーで紙パックに入った牛乳を買っている私たちはついそういう事実を忘れてしまいます。

先般、この国の大臣の一人が女性を「産む機械」とか「装置」といってしまってかなりヒンシュクをかっていました。まあ、本人もだいぶ恐縮しているみたいで、ここぞとばかりにいじめるのもかわいそうな感じもします。
こんな「失言」をしてしまうのも、「野菜を作る」と平気で言えてしまい、乳牛だから乳を出すのが当たり前、と思い込んでしまっている感覚が多かれ少なかれあるからなのではないかという気がします。
今回は大臣だから問題になったけれど、今の日本人(とくに男性)には同じようについそういってしまうそんな感覚がどこかにあるように思うのです。
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CATEGORY : 畑・田んぼ

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nekomimi

Author:nekomimi
2001年夏に東京の会社を辞め、農業を中心とする生活をするため福島県会津地方へ移住。
連れ合いと3人の息子、犬のもも、ネコのリンと賑やかな田舎暮らしをしています。

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