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2002.06.16 *Sun

37(2002.6.16)

やれやれようやく梅雨入りです。例年だと、満員電車で他人の濡れ傘が自分のスーツに押しつけられる季節の始まりだと嘆くところですが、今年は、雨はありがたいねえとなんだか嬉しい季節の始まりでした。 特にここのところずっと雨の降らない日が続いていたので地面はカラカラ、畑の野菜たちはほっと一息ついたはずです。私にとっても毎朝の日課の苗の水遣りをしなくて済むので朝寝坊できるし、日中は涼しいし、本当に恵みの雨です。ただ晴耕雨読と格好よくはいかないのは相変わらず。作業スケジュールが押せ押せになっているから。

雨でもできる仕事は田んぼの除草。
隣りの田んぼは除草剤を撒いているのでその心配はないようですが(除草剤を撒くと苗も枯れないのかと思うひともいるかもしれません。
理屈はよくわからないのですが、出始めの雑草にだけ効くものがあるようなのです)、うちは農薬を使わないので早くも草取りが必要です。田植えからまだ3週間足らずなので大した量の雑草ではありませんが、うっかりするとあっという間に伸びてしまうらしいのでレインコートを引っ張り出して出かけました。
たった6aの田んぼでも草取りは重労働。手で一つ一つつまみあげていては1日あっても終わりません。
そこで登場するのがコロバシという道具。碁盤の目に植えられた稲と稲の間の泥を掻き回しながら進み、生えていた雑草を泥の中に梳き込んでしまう手押し除草機です。今やこんなコロバシを使って除草する人は殆どおらず、これを押していると通りがかった人が珍しそうに、あるいは懐かしそうにこちらを見ます。
これを使う人が少なくなった理由は除草剤の登場も大きな理由ですが、もう一つ人手で田植えすることが少なくなったからでしょう。田植え機を使うくらい大量に植える人が手押し除草機を使うわけもないのですが、田植え機を使うと物理的にもコロバシを使うことは困難なのです。コロバシの幅は約21cm。ですから苗同士の距離はそれ以上ないと苗も梳き込んでしまいます。今回うちの田んぼの苗間隔はタテヨコとも約30cm(1尺)で 、このコロバシを使うために広くあけてあります。それなら田植え機だって30cm間隔で植えればいいではないかとお思いかもしれませんが、この大量生産時代にこんなにスカスカに植える人は殆どいないのでタテヨコ30cm間隔(坪36株)で植えられる田植え機など販売されていないのです(せいぜい坪50株。通常は60から80株)。
これを使ってもタテ方向の除草だけで半日かかるのですが、これでほぼ全面の草が取れることになります。ぬかるんだ田んぼでは押して歩くだけでも大変な体力を消耗し決して楽な作業ではありませんが、コロバシで泥を攪拌することで稲の根に酸素を送る効果もあるそうです。最近合鴨やコイを田んぼに放して除草する農家もあるようですが、これも原理・効果はほぼ同じ。うちの田んぼでは私自身が合鴨やコイになった、というわけです。

020616korobashi     020616momo
これが手押し除草機「コロバシ」    まちがって田んぼに入っちった
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Author:nekomimi
2001年夏に東京の会社を辞め、農業を中心とする生活をするため福島県会津地方へ移住。
連れ合いと3人の息子、犬のもも、ネコのリンと賑やかな田舎暮らしをしています。

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