This Archive : 2011年04月

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2011.04.27 *Wed

389(2011.4.27)

このホームページ史上初の同日に二つの記事をアップすることになりました。

ちょっと気になったことが2つほどあったもので。まあ別にここで私が心配しても仕方がないような内容なのですが、なんだか気になるのです。

一つ目

例の福島第一原発の1号機でいわゆる「水棺」作業が始まりました。これは圧力容器に水を多めに注入して、その外を囲っている格納容器内にその水を溢れさせ、格納容器に水をいっぱいに溜めてしまえ、というものです。以前からこの方法については実施する方向と聞いていたのですが、いよいよ始まりました。
理屈でいうともはや穴が空いてしまっている圧力容器に水が溜められないのですから、その外側を覆う格納容器を満水にしちゃえばいい、というのはよくわかります。でもそんなことしたら、格納容器は壊れないのでしょうか。もちろんそんなこと私に言われなくたって強度計算して大丈夫だと思ってやっているんだろうと思いますが、1万トンもの水があの巨大な格納容器に満たされたときの水圧は大変なもののはずです。

すでにこの1か月半はこの容器は温められたり冷やしたりを繰り返しており、外側では爆発もありました。ですから材質もだいぶ参っているでしょうし、付属配管が損傷している可能性もあります。これまでの東電や保安院の仕事の仕方を見ているとどこか行き当たりばったりとの印象が強く、まさかそんなことも考えてなかったのか、とがっかりするようなことがこれまでもありました(タービン建屋内の水漏れがあったために、本来実施するはずだった冷却ポンプの復旧がいまだにできずにいることなどは、そのいい例。ポンプへの配線工事ができないことくらいなぜ予見できなかったのでしょうか。そもそもこれから配線工事をしなけれならないポンプ周りの状況を事前に把握することくらいなぜやらなかったのでしょうか。)。
「水棺」をしたために格納容器の底が一気に抜けた、なんてことが起こったら一体どうなってしまうのでしょうか。海へは汚染水が大量にながれ、核燃料はもはや手が付けられなくなり大気に放出されてしまうでしょう。まさかそんなことは起こらないないと思いますが(そう願いますが)、本当にこれが気がかりで仕方がありません。素人の私が心配してもそれこそ仕方がないですが。

二つ目

昨日東京電力本店に福島・茨城などの農家300人あまりと2頭の牛が抗議に行きました。ニュースでもご覧になった方が多いと思います。私も会津農民連から誘われていたのですが、なんとなくスジが違うような気がしていきませんでした。
もちろん東電に抗議したい気持ちはよくわかります。東電の事故発生後のオペレーションに問題があったことも事実だったと思います。
しかし今回の事故の根幹というか原因を東電のみにむけ、賠償も東電にだけ向けるのが適切なのか、最近考えるようになりました。別に東電を弁護するわけではありませんが、東電が福島に原発を作らねばならなかったのはなぜなのでしょうか。それは時の政治家たちの思惑が強く働いたことが大きかったのではなかったのか、と私は思うのです。もちろん東電のお金で建設され、運転され、事故が起こったのですから、東電に責任があったことは逃れようがありません。でも、そんな重大な事故が予見される発電設備を、火力や水力といった選択肢もあったのにわざわざ建設したのには、それなりの理由があったのだろうと思います。
また事故発生時の東電任せの対応も問題です。設備のことは東電が一番よく知っているからという理屈は当然ですが、廃炉になる損害などを顧みず判断できるのは東電ではなく国(保安院)です。それをいつまでも東電が、東電がとヒト任せにした結果が、いまだ解決を見ない現状の最大の原因でしょう。
そう考えると、政府がいうように「一義的には東電に責任あり」というのはそうかもしれないけれど、大元の責任は国(今の組織でいうと原子力安全・保安院)にあるんじゃないかと思うのです。保安院の人というと、西山さんの印象しかありません。でも彼の上司の顔をしっている人が今日本でどれだけいるでしょうか。
本当の悪人は、私たちの目に触れないどこかに隠れているのではないのかと思えて仕方がありません。
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CATEGORY : 近況

2011.04.27 *Wed

388(2011.4.27)

近所の桜がぽつぽつと咲き始めました。なんだかんだといって、やっぱり桜が咲くと春を実感します。その空をツバメが飛び交うのもいつもの風景です。

最近ちょっと天気が安定せず、ジャガイモの種まきができずにいました。ようやく昨日晴れ間を縫って種まきしました。いつもより量を減らしたので、作業自体は大して時間がかかったわけではありません。でも今回のジャガイモの種まきはなんだかいつもと違った思いがありました。

今年初めての耕うん作業だったのですが、例の放射能がこの大地にも舞い降りてきており、この耕うん作業は表面にうっすらと積もったセシウムなどの放射性物質を土壌に練りこむことになります。もし耕うんせず、表面5センチでも土を削り取ってしまえばかなりの放射性物質を取り除くことができるでしょう。それがいったん耕してしまえば、土壌深くに入り込んでしまい、除去することはほとんど不可能になってしまいます。
話によれば、セシウムは数年でほとんど土壌に吸着され、作物への移行はほとんどなくなるそうです。もちろんセシウムがなくなるまでには何万年もかかるでしょうが、作物へは今年、来年くらい多少影響でて、それ以降はほとんど検出されなくなるようです。

それでも汚染されることは間違いありませんから、表土除去を土建屋さんに本当に頼んでやってもらおうかと思ったりもしたのです。取り除いた土と費用はどうするか。もちろん汚染土は原発の敷地内に持ち込み、費用は東電と経済産業省のツケ払いにしてもらいます。抗議の意味も含めてやりたいとは思いましたが、あまり現実的ではないですね。だいたい今、原発に近づくこともできないのですから。それにそもそも借り物の田畑ですから、そんな権利が私にあるのか、という疑問もちょっとあります。

ここまで書いたところで、テレビのニュースをみていたら、ちょうど郡山市の小学校でグラウンドの表土をブルドーザで削り取っている模様が映し出されていました。おお、これこれ、これをやればいいんだよねえ。映像のなかで市の担当者と思しき人が削ったあとの地面の放射線量を測っていましたが、だいぶ低減した様子でした。でもこの削った土は一旦グラウンドの片隅に山積みされ、地元の了解を得て処分場に埋め立てられるそうです。シートはかけられるんでしょうが、これから大雨になるそうですからせっかく除いた放射能が流れ出さないか心配です。

さて話を畑の耕うんに戻すと、削り取らずに、少しでも放射能を外部に出さないようにするにはどうしたらいいか、いろいろ考えました。ゼオライトという物質に放射能を吸着させる力があるというのからヒントを得て考えたのが、もみ殻の燻炭の利用。炭にも臭いなどを吸着する性質がありますから放射能もついでにとっちゃってくれないかしら、とほとんどサルのような思考論理ですが、非力無能な私にはこれが精いっぱいです。去年作っておいた燻炭をありったけ畑にばらまきました。広い大地にはあまりにも頼りない量ですが、これで悪者を少しでも閉じ込めてもらいたいものです。まさかこのおかげで逆に放射能が元気になっちゃうなんてことはないでしょうか。
CATEGORY : 近況

2011.04.25 *Mon

387(2011.4.25)

ようやくわがムラでは桜のつぼみも赤みを増してきました。市内でも早いところは桜が咲き始めました。

水稲の種まきをしました。今年は面積が半分ほどに減ってしまったので、苗箱の数も80ほどに減りました。
このくらいの量だと思いつきで計画を立てても簡単にできてしまうので、楽ちんです。1か月ほど水につけておいた種もみがいつの間にか芽を出し始めていて、急いで種まきしなければならなくなりました。急きょ翌日の種まきにむけて、苗箱への土詰め。苗代つくり。
そして種まき当日は30分で種まきが終わり、午前中に苗代に苗箱を並べ終えました。週間予報ではこれからしばらく晴れたり雨が降ったりがめまぐるしく変わるようなので、いい時期に種まきできたようです。

あとはこれからジャガイモの種まき。放射能汚染で気はのらないけど、やるしかありませんな。
CATEGORY : 近況

2011.04.15 *Fri

386(2011.4.15)

例の震災絡みで昨日とても悲しくなるような記事が載っていました。川崎市長さんが福島県を訪れ、被災によってでたガレキを川崎市の処分場で処理することを申し出てくださったそうなのですが、そのことで川崎市の住民の方から多くの苦情が市に寄せられたとのこと。理由は放射能に汚染されたものを持ち込むな、ということのようです。おそらく市長さんには放射線の強い場所のガレキまで受け入れるつもりはなく、通常のガレキの処理を念頭に置いての申し入れだったのだろうと思います。でも福島といえば、とにかくどこもかしこも放射能で汚染されていると思っている人が、やはり心配していた通り、いらっしゃるのでしょう。

苦情を呈した住民も、心からご自分のお子さんのことなどを心配していらっしゃるのでしょうし、また処分場の付近にいらっしゃる方であれば、そのような心情もとても理解できます。

一方、今回の放射能の問題はなにも福島県という自治体あるいは県民が悪いわけではありません。もちろん、川崎市長さんだってご厚意でおっしゃっていただいたのだろうと思います。

評論家的にいえば、川崎市に電気を送るために危険な原発を受け入れてくれた福島県へしようとした善意に対し、こんな苦情を言う川崎市民がいるとは情けないではないか、ということになるのかもしれません。

しかし私が「悲しい」と感じることは、そういう部分ではありません。本当に悲しいことは、何も悪いことをしていない市民・自治体同士の善意の助け合いに、嫌悪感を抱かなければならなくなった人が少なからず出てしまった、ということなのです。この嫌悪感、怒りの矛先は本来、東京電力やそれを監督しきれなかった保安院・国に向けられるはずのものです。巨悪人の足元で、善人同志のいざこざが起こるという構図に、なんとも心の底が冷え冷えするような悲しみを覚えます。

本来糾弾され、非難されるべきところにその怒りのエネルギーを集めることが、福島県民だけでなく、川崎市民も含め全国民がなすべきことなのではないでしょうか。福島・福島産品・福島県民への差別的扱いというすでに起こっていますし、これからも起こり、そのたびにそれにかかわった双方の人たちは、本来使うべきところに使うはずの係争エネルギーを浪費してしまいます。そうして、本来厳しく断罪されるべき当本人は、舌を出してその争いを尻目にどこかに逃げようとしているのです。
今なすことは、東京電力、保安院・国の結果責任の徹底的な追及のために国民が厳しい監視の目を持つことです。そのために不毛な争いにならぬような冷静さと表面的な情報に流されず本質を見極める心構えをもつことだと思います。
CATEGORY : 近況

2011.04.14 *Thu

385(2011.4.14)

今年は杉花粉の飛ぶ量が多いとは聞いていましたが、やはりそれなりに多くなっているようです。周りがスギだらけの我が家の空はうっすら黄色く煙っています。おかげで現代人である私もくしゃみ連発です。作業小屋や倉庫など仕事をするところにはティッシュの箱とゴミ箱を常備しました。

今年の春もやっぱりやってきました。サルです。先日川の向かい側の畑を見下ろすと、ざっと数えて20頭ほどの集団が、まだ何も植えていない畑に降りてきていました。昨年の白菜や大根の残骸を狙ってきているようです。ボスと思しきサルは、遠目でみてもかなり体が大きく、昨年までの子ザル軍団もそれなりに成長してしまっているようでした。

こういう時は初動が大切。近所の人と一緒にロケット花火を浴びせに向かいました。畑に近寄ると一応杉林に逃げ込むのですが、まだ白菜に未練があるらしく、山奥に逃げていく気配はありません。ロケット花火を彼らに打ち込み、私はポケットに忍ばせてきた爆竹をお見舞いしました(よく考えたら、爆竹に火をつけたのは中学時代以来でした)。最近会津も乾燥注意報がでるほど晴天続きでしたからやたらと爆竹に火をつけるわけにもいきません。気を使って日陰に残った雪の上に投げ込んだりするので、音が雪に吸収されるせいか今一つ迫力に欠けるような。
それでも甲斐あってか、サルは退散。去年は1回追っ払っただけで、夏も来なかったのですが、今年はどうなるでしょうか。
CATEGORY : 近況

2011.04.11 *Mon

384(2011.4.11)

遅かった雪解けも、ようやくだいぶ進み、畑や田んぼは静かに耕されるのをまっています。ぼーっとしているうちにフキノトウは花が咲いてしまいました。

今日は田んぼの水路をさらう仕事をしました。いつもだと田植え直前にあわててやるのですが、今年は時間がたくさんありますし、とにかくできることをどんどんやってしまいたい、という気持ちに駆られスコップを持って田んぼへ向かいました。
まだこの時期には田んぼに人影はなく、なんとも静かな田仕事始めになりました。素掘りの水路にはすでにセリが葉を伸ばしていて、スコップでさらいとるとさわやかな香りが漂ってきます。まだこの時期ですと根がしっかり生えていないので、掘るのも簡単。いつもだと手でむしりとることもあり、苦労していましたが、何事も早め早めの作業が肝心と改めて感じた次第です。
ドジョウやサンショウウオなど水生生物がなんだかまだ眠たそうに体をくねらせており、今年の遅い春の訪れが彼らの表情からもうかがえます。カエルの卵塊なんかもあるはずなのですが、100mくらいさらってみても今年は一つも出会えませんでした。違う水路に今年はいってしまったのでしょうか。

20分も仕事をしていると上着を脱ぎたくなるような陽気。向かいの山では杉が黄色い煙を盛んにあげています。今年は花粉が多いといいますが、確かにこのところ私はくしゃみ連発ですね。でも今年はこのくしゃみをするのがなんとなくうれしいというか、気分が少し晴れて気持ちいいです。

そろそろ苗代の準備と苗箱に土を入れなければなりません。種まきは20日過ぎですから、まだ1週間も先ですが、仕事はどんどん捗って面白いです。いつもは今頃まだ冬の仕事に出ていててんてこ舞いなので、こういうのんびりした春というのもなかなかいいもんです。

あの震災からちょうど今日で1か月。復興を願いながら、こいのぼりを揚げはじめました。
CATEGORY : 近況

2011.04.08 *Fri

383(2011.4.8)

昨晩、大きな地震がありました。先の地震の余震のようです。知人が、阪神淡路地震と中越地震では29日後に大きな地震(余震)があったから気を付けた方がいいといっていました。おおなんということ、27日後の昨日大きな余震になりました。知人のいうことは、まんざらデタラメではなかったということでしょうか。
幸い、我が家では揺れは長かったのですが、強くはなく、停電などもなく無事でした。

それにしても無事ではないのが、福島原発。もはや世界的にもFukushima、あるいはFukushima Daiichi(福島第一)というのはかなり有名になってしまったようです。冷却不全に陥ってから3週間経つというのに未だに復旧のめどが立っていません。さっきTVにでていた解説者は、復旧への道のりを登山に例えるとまだ2合目だというのです。うーむと思わずうなってしまいました。

先月農作物の作付延期の要請が福島県からありましたが、6日に出た土壌検査の結果をうけてここ喜多方を含め多くの県内地域でこの要請が解除になりました。まあ、よかったことはよかったのですが、いくつか問題があります。
一つは検査の結果の数値です。地表から深さ15センチまでの土を採取し、セシウム134と137の濃度を測ったのですが、私の住むところから一番近い喜多方市内の数値で208ベクレル/kg・dryだそうです(乾燥させた土1kgあたり208ベクレルのセシウムが存在している、ということです)。この208という数字が多いのか、少ないのか、それがどのくらい作物に移行するのか、というのが問題ですね。通常時(つまり原発事故が起こる前)は一体どれだけのセシウムが存在していたのでしょうか。くわしくはのちに発表されるようなのですが、気になる結果です。

もう一つは、やはり風評被害でしょう。これから産地表示を県単位ではなく、自治体名あるいは合併前の自治体名(つまり私の住むところだと、喜多方市あるいは合併前の山都町になるということ)でもOKになるようです。でも消費者はどう思うでしょうか。
地元の人間は原発から遠く離れている場所であることはわかるかもしれないけれど、他県の人には喜多方市産なんて書いてあったって「安全だ」なんて思うでしょうか。関西や九州など遠くに住んでいる人ほど喜多方市産かもっと原発に近いところのものか区別をつける人が少なくなっていくでしょう。
すでに外国では、日本産というだけで食品の輸入を禁止しているところもあります。消費地が離れるほど、自治体名表示など意味がないのです。
風評被害は、食品のみではないようです。たとえば中古車などは福島ナンバーというだけで安くなってしまっているそうです。業者の便乗としか思えませんが、残念ながらそういうことが起こっています。
この話をきいて私は、半ば疎開のように福島県から脱出せざるを得なかった子供たちが、転校先の教室でいわれのないイジメを受けないように願わずにはいられなくなりました。

こういうことが起こらぬように、1日も早く原発の安定的な冷却に入ってもらいたいものです。
CATEGORY : 近況

プロフィール

nekomimi

Author:nekomimi
2001年夏に東京の会社を辞め、農業を中心とする生活をするため福島県会津地方へ移住。
連れ合いと3人の息子、犬のもも、ネコのリンと賑やかな田舎暮らしをしています。

URL ねこのめ ねこのみみ



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