This Archive : 2003年06月

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2003.06.30 *Mon

86(2003.6.30)

6月ももう終わり。この時期になるといつも思うのはもう今年の半分が終わってしまったということ。自分はこの半年で一体何ができたのか、と疑問に思いつつちらっと後ろを振り返ったふりをしてなんとなくそれでごまかしてしまいます。

ここのところ梅雨空が続き、昼間は蒸し暑く夜は比較的涼しいというか、ちょっと寒い日が多くなっています。そのせいか少し体調も崩しがちですが、雨で仕事も休み休みなのでなんとか持ち直しています。
こう蒸し暑いと雑草の方は元気なようで、ちょっと目を離した隙にどんどん伸びてきます。今年は借りている畑もだいぶ広くなったので、草取り・草刈り仕事も一苦労です。
草が伸びるのは田畑ばかりでなく山も同じ。先日この集落の共有山林(一応ヨソ者の私にも、ここの樹木を売却したときの利益配分にあずかれる権利があるそうですが、今は材木の値段が安くその権利も全く意味がない)の下草刈りをしてきました。
トラックで15分くらい山を入っていくと一帯は全て杉林です。樹齢2~30年の杉が急な山の斜面で手入れも充分行き届かないままにされています。
林にはナラなどの雑木があちこちで私の背丈ほどに成長しているので、これを全て刈り払ってやります。刈り払うといっても、樹木なのでナタやノコで藪を漕ぎながら切り倒していくのです。時にタラノキ(春にタラの芽がでます)やサンショウの木を見つけたりして、大変な作業ではありますが森の恵みの観察がてらのなかなか楽しい作業でもあります。
雪の重みや病気などで傷んだ杉は成長を待たずに切り倒されます。高さ15mほどの木が切り倒される時のバリバリドスン、という音はすぐ近くで見ているととても迫力があり、私の好きな瞬間でもあります(このあたりではその昔、山仕事でならした人がたくさんいて、こういう人たちがチェーンソーでどんどん切っていってくれます。近くで作業している私たちの方に、木が倒れないように実に上手に歯を入れていきます)。こうした倒された間伐材もその気になれば、充分使えるのですが輸送や製材の手間賃が高く、その場に置き去りにされているのはなんとももったいないことです(私が持って帰って使ってもいいのですが、この急な山の斜面からこれを引きずり出すだけでも大変なことなのです)。
ところで昔は杉の木のてっぺんが雪の重みで折れることなどはほとんどなかったそうです。近年の雪は湿り気が多く、重くなっているからだとのこと。地球温暖化の影響はこんなところにも出ているのです。
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CATEGORY : 近況

2003.06.23 *Mon

85(2003.6.23)

先週「雨が降らぬままに梅雨入り」とここで書きましたが、それを聞いていたかのようにその晩から天の底が抜けたかと思うほどのどしゃぶりの雨が何日か続きました。おかげで畑は潤いとても助かっています。

22日は夏至。これからは徐々に日が短くなっていくらしいのですが、全く実感がわかないですね。明るい雰囲気の夏に向かっていくのに夏至と聞くとなんともさびしくなってしまいます。

先週、管内の農林事務所から私のところに突然電話がかかってきました。町の即売所に出荷しているサヤエンドウや今栽培しているキャベツ、キュウリ、ダイコンなどにどんな農薬を使ったか、という問い合わせでした。うちでは農薬は一切使っていない、というとなんだかほっとしたようでした。
その日の新聞を見ると、福島県で作成された農薬使用基準38ヶ所に誤りがあり、その通り使うと農薬取締法違反になることが判明したとのこと。全国ニュースでもあったのでご存知の方も多いと思います。この電話はこれをうけての実態調査だったのです。昨年の無登録農薬問題のこともあり、県としては大慌てでしかも町の即売所に出ている細かいものまで調査して風評被害防止に万全を期したということなのでしょう。電話確認だけで本当に万全か、という問題はあるものの食の安全について行政も真剣に取り組んむようになったということでしょう。
なぜこのような誤りがあったのか。もちろん役所の点検ミスなのですが、その根底には作物や病害虫などの組み合わせが膨大で複雑なことがあるそうです(病害虫の出方は地方地方によって違うので、使用基準は全国一律ではなく、県単位で細則を決めているのです)。
町の即売所の事務局から今年送られてきた「喜多方地方野菜防除暦」なるものを改めてめくってみました。これにはナスやトマト、キュウリといった野菜47種類の作物とそれに使用してよい農薬名、使用目的、使用量、希釈倍率、頻度それにいつ頃使用するかの目安(暦)がつけられています。
この暦を見ると種蒔きから収穫まで実にさまざまな農薬が使われていることがわかります。例のサヤエンドウの欄には種蒔き時「カルホス粉剤」(コガネムシ類の幼虫駆除)9kg(300坪当り)、4月に「パダンSG水溶剤」(ナモグリバエ・ヨトウムシ類駆除)1500倍(希釈液)と「サンヨール」(うどんこ病予防)500倍、5月にもまた「パダンSG」と「バイトレン水和剤5」(うどんこ病)2000倍、さらに6月に「トリフミン水和剤」(うどんこ病)3000倍と全部で6回の農薬散布が標準的なのだそうです。
同様にキュウリは4月の種蒔き時に「ダコニール1000」(ベト病予防)1000倍に始まり、5月に「チエス水和剤」(アブラムシ)3000倍と「アドマイヤー1粒剤」(アブラムシ)1g(1株当り)と「オリゼメート粒剤」 斑点細菌病)5gと「ビスダイセン水和剤」(ベト病)800倍、6月に「ダコニール1000」と「トップジンM水和剤」(つる枯れ病)1500倍と「サンドファンC水和剤」(ベト病)500倍と「Zボルドー」(斑点細菌病)500倍、7月の収穫開始期には「ベフドー水和剤」(褐斑病・炭そ病)500倍と「チエス水和剤」と「モスピラン顆粒水和剤」(アブラムシ)2000倍と「スミブレンド水和剤」(褐斑病・炭そ病)1500倍と「トリフミン」(うどんこ病)、8月・9月もまだまだ散布する農薬のことが書いてあるのですが、紙面のムダなのでこれ以上は止めますが、とにかくこれだけ使うのが「標準」とされているのです。実際はもっと少なくしている農家もいるでしょうし、もっと多いところもあるでしょう。(ちなみに「減農薬栽培」というのはこの「標準」の半分に農薬の使用量を減らした場合をいいます。省農薬とか低農薬という言葉もよく使われますがこれには明確な定義がなく、ヒドイ場合は「標準」より1回でも使用を減らしただけで省・低農薬栽培をかたる場合もあるようです。)
これだけの農薬がかけられていると知ると、急に口にするのをためらう人もいるかもしれません。中国産の野菜は農薬漬けになっている、というイメージがあるかもしれませんが、日本のだって同じようなものです。
でも食料の大量生産にはある程度仕方がないことでもあるのです。作物が育っていくなかではさまざまな病害虫が発生する危険がありますし、見た目のきれいな作物を作るには大変な苦労があることがこうしたことからもわかります。
農薬の使用が一概に悪いとは私は思いません。問題はこのような事実が消費者にあまり(というか全く)知られていないことだと考えています。


030623momo
CATEGORY : 近況

2003.06.16 *Mon

84(2003.6.16)

雨が降らぬまま東北地方も梅雨に入りました。毎日天気予報は曇り時々雨ですがちっとも雨が降らぬばかりか太陽がじりじりと照りつけ、なんとも蒸し暑い毎日です。

梅雨といえば、梅。スーパーなどでは梅干しや梅酒作り用に青梅が出回っています。今年は梅の成りが冴えないようで、値段も高くなっています。梅は隔年で実が付くことが多いそうで、今年は梅の外れ年なのかもしれません。
うちでも梅酒は毎年作りますが、梅があまりに高いので今回は梅干しだけ漬けることにしました。梅干しは買うものとばかり思っていましたが、売っているのはやれ蜂蜜入りだのカツオ入りだのと、こしゃくなものばかりで本家本元の酸っぱいものが手に入りにくくなってきたので去年から仕方なく作ることにしました。(なぜか梅干しだけは自分で作る気がしない)
陶器の甕に青梅と塩を投入して重しをすればとりあえず下漬け終了。赤シソを塩で揉んでアクだしして、下漬けして水が上がってきた青梅に投入すると梅酢が真っ赤になってもう梅干しのような色に。これを土用(7月下旬)までおいてから梅を真夏の太陽で3日ほど干せば梅干しになるというわけです。
暑い時にちょっとかじると元気になったりして、日本食のすばらしさにはいつもながら感心してしまいます。

さて話は急に変わりますが、だんだん(会津ことばで「そろそろ」という意味です) 野菜の販売を始めたいと思っています。基本的には去年と同じですが、去年のご利用者からご意見などをお聞きしてありますので、それをもとに少しづつ内容を充実させていくつもりです。よろしければご利用になって下さい。詳しくは「野菜屋」で。
CATEGORY : 近況

2003.06.09 *Mon

83(2003.6.9)

いつの間にか、たんぼにシオカラトンボが飛び回る頃になっていました。もうすでに季節は夏に突入しているようです。昼間、モモも相当暑いようで、地面の土を掘ってそこに体をうずめて涼をとっています。

2週間ほどまえ、近所の小学校で運動会がありました。山都町には小学校が3つあります。この町では少子化が相当進んでしまっていて、うちの学区の小学校の全校生徒は僅か19人です。単純に6で割っても1学年あたり3人そこそこですから、1年生と2年生、3年生と4年生、5年生と6年生の3つの複式学級になっています。
わずか19人の生徒ではいくら父母がきてくれても運動会は盛り上がりません。いままでは近くの保育園と共同で開催していましたが、その保育園もこれまた少子化でおととし閉鎖となってしまったのです。

そこでおととしから住民共催の運動会となり、私も今年初めて参加しました。住民共催とはいってももちろん主役は小学生ですから入場行進は生徒が先頭。赤と白の帽子をかぶった子どもたちがこの日のために何度も練習してきたのでしょう、一糸乱れぬ行進をする後を小学生の数の何倍もいる私たち大人がぞろぞろついていくのはちょっと異様な光景でもあります。しかも当日来た人たちはほとんどが入場行進に参加してしまっているので、観客はほとんどおらず、グランドの本部席前では校長はじめ町長などの来賓がこれまた生徒より大人数ずらりと横一列に並んで拍手などを送っていたりして、この町の少子高齢化の深刻さを改めて実感したものです。
とはいえ、地域で子どもも大人も一緒になって連帯感をもてるいい機会であり、小さい町でも、むしろ小さい町だからこそできるほのぼのと楽しい運動会でありました。

最近の学校の校舎というのはモダンな建物(死語)になっています。私が現役の小学生の時は子どもが多かったせいかとにかく人数ができるだけたくさん収容できるマッチ箱のようなものでしたが、今のはゆったりとしていて、ゆとりというか遊びのスペースがかなりとってあるのです。ここの小学校もほんの10年ほど前に建て直されたものなので、昔より贅沢な作りになっています。建設時にすでに少子化が予想されていたのでしょう、複式学級にも対応できる間取りになっていて、また教室のすぐ横には多目的ホールなるものがあってビデオをみたりピアノの弾いたり本を読んだりもちろん遊んだりできるスペースがあります。昔では全く考えられなかったことです。
このホールを使って先日、子供たちと地域の人たち向けに小さなコンサートが 開かれました。田舎の子供たちにプロの生演奏を見聞きする機会を作ってあげたいと、5年前からボランティアでこのような活動をしている人がいるのです。

たまたま続けてこの小学校で行われたイベントに参加したのですが、この小さな田舎町にも美しい自然だけでなく、いいところがまだまだあるな、と改めて感心した次第です。
CATEGORY : 近況

2003.06.02 *Mon

82(2003.6.2)

さつき(田植えのこと)が終わって、皐月(さつき:5月)も終わりました。早苗振(さなぶり)と呼ばれる集落一斉の2日間の農休日がちょうど台風絡みの雨と重なり、いい骨休みになりました。
5月の作業日誌(こういうものを一応つけているのです)を見なおすと、雨が少しでも降ったのは全部で5日。このうち本格的に降ったのはたったの2日で残りはお湿り程度。一日中どんより曇り空だった日はこの降雨の日を除いて4日。あとの20日以上は全て晴天で、五月晴れとはまったくよく言ったものです。来る日も来る日も野菜苗の水遣りに明け暮れたような気がした5月でしたが、こうしてデータをみてみるとそういうことだったのかと納得です。
5月に降った本格的な雨の2回目は今回の台風絡みのもので、2週間乾燥の続いた畑にとっても、その間水遣りに明け暮れた私にとっても文字通りの恵みの雨でありました(台風もこちらには何の影響もなくほっとしました)。
早苗振の2日間は3月の仕事始め以来毎日だった畑作業を一切せずに過ごしました。図書館で好きな椎名誠の本をいくつか借りてきて1日中読んだり、パンを作ったり(失敗したけど)、モモと遊んだり、ほんとにいい休みでした。
これからは多少作業も楽になるので週1回は休日をとるようにしたいと思ってます。


030602momo
休みはしっかりとろう!


植えるものはだいたい植え終わったので、あとは収穫に向けて面倒見の時期に入ります。去年から始めました「会津野菜便」(野菜の販売)ももうじき再スタートしたいと(うまくできればの話ですが)思っています。近々お知らせをいたしますので、よろしければご利用になってください。

それから先日の東北地方を襲った地震のことでいろんな方から心配をして頂きました。震源地近くは被害が結構でたようで本当に気の毒でしたが、私たちの方はなんの問題もありませんでした。ご心配頂いた方々、ありがとうございました。
CATEGORY : 近況

プロフィール

nekomimi

Author:nekomimi
2001年夏に東京の会社を辞め、農業を中心とする生活をするため福島県会津地方へ移住。
連れ合いと3人の息子、犬のもも、ネコのリンと賑やかな田舎暮らしをしています。

URL ねこのめ ねこのみみ



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