This Archive : 2003年01月

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2003.01.27 *Mon

67(2003.1.27)

最近は春からの耕作計画などをシコシコ作る毎日が続いています。1日中パソコンの前にいることもあり、目や頭、肩が痛くなったりします。近所の人とも会うことも少なくなり、あいつは働きもせず家で何をしているのかと思われているはずです。

表に出るのは、大雪が降った時の家の周りの雪かきとか(といっても今年は大して降らないから出動の機会はほとんどない)、ゴミ捨て、倉庫での肥料作り、それからモモの散歩の時くらいです。
このうち一番多いのがモモの散歩。冬場は畑にもいけないので、たまに近くのたんぼで綱を外してやると嬉しそうに走り回るのですが、いつまでもそうやって走り回っていたいようで今度はなかなか捕まえられなくなってしまいます。何度やってもいうことをきかないので、最近はその遊びもしなくなりました。
家に繋がれているときは雪囲いの中の小さなスペースしか走り回れず、そしてなにより退屈そうで、せめて散歩だけはと思って日に何度もいくようにしてます。
朝起きたら散歩(トイレ)、朝ご飯を食べてしばらくすると散歩(トイレ)、お昼前にまた散歩、3時にトイレ散歩、夕方に散歩、できれば夜も散歩(トイレ)と起きてる間は2・3時間毎に散歩していることになります。目的の半分はトイレなので、今日は寒いからやめとこ、というわけにもいかず、この季節は犬も人もお互いツライのです。まあ、私も頻繁にトイレ休憩をとるのでそのついで、とか気晴らしにもなるのでそれほど大変ではないですけど。

030127momo
たいくつだー

この散歩で結構楽しいのは決まって猫のリンまでついてくることです。
猫っていうのは独立心が強いとかワガママとかいわれていて、しかも寒さにはとっても弱いというイメージが強いですよね。
ところがうちのリンはとにかく人(犬)恋しい猫で、私が倉庫で作業しているところやモモが昼寝しているところなどをウナウナなきながらうろうろしています。だからモモと散歩に出ようとすると、あたしも行くー、とみゃみゃ雪道をついてきます。子猫の行動範囲より遠くまで散歩に出ることもあるのですが、それでもつかず離れず、時折モモにちょっかいを出しながらンナンナいいながら雪上トレッキングを楽しんでいるようです。連れ合いと犬猫の4人で散歩、という実に微笑ましいときもあって、カネはなくとも楽しい家族、という感じで私のとても好きなひとときです。
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CATEGORY : 近況

2003.01.20 *Mon

66(2003.1.20)

20日は大寒。1年でもっとも寒い時期とされています。逆にいうとこれから徐々に暖かくなっていくわけで冬至の時と同様、なんだかほっとする時期でもあります。
今年は去年より寒さが厳しいような気がします。雪は去年の今ごろは軒下に背の高さくらいあったのですが、それがかえって防寒の役割を果たしていたのでしょうか。今年は雪はグンと少ないのですが、とにかく寒い日が多いです。
そのせいでしょうか巷では風邪やインフルエンザが流行しているようですね。

このもっとも寒い時期は発酵食品の仕込みの季節でもあります。味噌や醤油、お酒など昔から寒仕込みがいいとされています。お隣韓国のキムチも寒い時期に漬けこみをしますよね。
うちでは去年に引き続き味噌を仕込む予定です。大豆と糀(こうじ)の原料である米は幸い去年自家栽培できましたから、今年は正真正銘の手前味噌が作れるのがなんといっても嬉しいかぎりです。去年僅かに作った味噌は半年ほどで底を尽きてしまったので、今回はどーんと仕込んでみるつもりです。
それから今年の新しい試みとして、醤油造りをします。といっても私が直接造るわけではなく、醤油屋さんに材料を持ち込み醸造委託する計画があるのです。近所の無農薬農家の方たちが大豆と小麦を持ち寄り、塩は長崎五島列島の海水から煮詰めた天然塩を使った天然醸造のこだわり醤油をつくってしまおう、ということなのです。
大手の醤油メーカーのものは、脱脂加工大豆という大豆油の絞り粕と海外から輸入された小麦、それに工業的に作られた塩を使い、添加物までも加えられたものがほとんどです。醸造期間も天然醸造は2年から3年かかるところを僅か半年足らずで仕上げてしまいます。温度管理をしていますから仕込み時期も冬だろうと夏だろうと全く関係がありません。ほとんどの今の醤油は大量に安く作るためにこうした方法がとられています。

今回の天然醤油プロジェクトには私も、僅かながら去年採れた大豆の供出と出資をさせてもらうことで参加します。醤油が手元に届くのは来年の秋・・。2年がかりの気長な楽しみです。うまくできましたら、当野菜屋で販売することも検討しておりますので、興味ある方はチェックしてみて下さい。

うちの愛犬ももは1月17日で満1歳です。去年3月に我が家にきた時は体重僅か2kgだったのが今では10kgほど。

甘えん坊とやんちゃぶりとワガママは相変わらずですが、寒さに負けず元気なのがなによりです。

030120momo
今は「伏せ」もできるよ。
030120-0203momo
昔はちっちゃかったー

CATEGORY : 近況

2003.01.13 *Mon

65(2003.1.13)

今年の会津は年初から晴天の日が多く、気持ちの良い日が続いています。昼間はぽかぽかと暖かく、日の当る縁側ではモモもリンものんびりひなたぼっこを楽しんでいます。雪も去年ほど降らないので、雪かきの必要もほとんどなく拍子抜けです。
一方朝晩はかなり冷え込み、水道管が凍る朝もしばしばです。倉庫に貯蔵してあるハクサイも凍っちゃったりして、まあ6日から寒の入りですからこの寒さも仕方のないことかもしれません。
お正月行事は15日の歳の神(サイノカミ:どんど焼きとかお焚き上げというところもあると思います)で終わりです。
先日近所で集まって歳の神の準備をしました。雪の積ったたんぼに竹や藁、カヤ(ススキ)で作った高さ6m、直径2mほどの柱を2つ作ります。一方が男柱、もう一方が女柱(背の高いのが男)。これに今年のお正月飾りやお札、お守りなどを当日入れて火を点けます。この火で焼いた餅やダンゴを食べて無病息災を祈願する、というわけです。
小さな焚火でも焚火はなんとなく血が騒ぐものです。まして高さ6mの巨大焚火ですから、今からわくわくしています。昔はこの柱を作ると子供たちが面白がって勝手に火を点けてしまうので、大人たちが見張りをしていたそうです。今はその子供が少なくなってさびしくなりました。

030113sainokami
左が男柱、右が女柱

まだまだ雪の季節は続きますが、そろそろ今年の耕作計画を立てる時期です。雪融けは3月なのに気が早いようですけど、今年は育苗ハウスも作ったし早めに苗の準備をするつもりなのです。去年の今ごろと違って、どういう準備をすればいいのかはだいたい判っているので、そういうところが去年よりは少しは進歩したところかもしれません。
CATEGORY : 近況

2003.01.06 *Mon

64(2003.1.6)

あけましておめでとうございます。昨年は数多くの方にこのホームページをご覧頂き誠にありがとうございました。今年も皆様の訪問を心よりお待ちしております。

私たちの正月休みはどこへも出かけず、ずーと家でのんびり過ごしました。普段ものんびりしているのに、これ以上どうのんびりするのかと突っ込まれそうで申し訳ないのですがコタツでボーっとしていました。
当地の元旦は朝から珍しく晴れ、雪の白さと空の抜けるような青がいつにないお正月気分を盛り上げ、なにか今年はいい年になるような予感です。初日の出は見られなかったものの(起きていればみられたと思うけど寝てた)、雑煮とおせちとお酒で正月を祝い、集落内の小さな神社にもも・リンを連れて初詣、帰りに雪の畑の上をみんなで散歩して、届いた年賀状を読んで・・と穏やかに1年が始まりました。

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お正月は仲良くしてた

夜は新年会や近所に夕食にお呼ばれがあったり、とちょっとした飲み会の毎日でしたが、静かな会津のお正月を堪能できました。おかげで鋭気は充分養えた(体重が増えた)ので、2年目の畑仕事の方も一段と飛躍をしたいものです。

今年の抱負というか目標みたいなものはいろいろありますが、畑仕事のことでいうと昨年同様、理解できる食べ物を生産し、より多くの方にそれを楽しんで頂くこと、これだけです。 農業で生活をしていく、というでっかいテーマはなおあるものの、2年目の今年はこのとてつもないテーマに近づく足がかりが少しでもできればいいと思っています。
昨年は食にまつわる大きな事件が相次ぎマスコミもこの問題を度々取り上げていました。おかげで食の安全についての理解や問題意識がこの国の人たちに少しは広まり深まったのかもしれませんが、最近ではもうあまり騒がなくなりましたね。日本人の忘れやすい癖はいつものことなので、始めから期待はしていなかったのですが、このホームページの読者にはかったるいかもしれませんが細く長く食についての関心が続くよう願っています。

昨年最後の朝日新聞にまたこの国の先行き不安を感じさせる記事が載っていました。去年問題になった違法農薬(無登録農薬)問題に関連し、その規制強化として農水省と環境省がこれまでの化学合成された農薬の他に「現在農家が除草などに利用していて人畜に無害なものを幅広く『特定農薬』に指定して合法化しようと候補を挙げたところ」、アイガモやコイ、牛乳や米ヌカなど動物や食べ物がずらりと並んでしまったとのこと。つまりアイガモや牛乳もこれからは農薬と呼ぶぞ、というのが国の考えだというのです。
このリストの中には木酢液(炭焼きの煙から取り出した天然の防虫剤)も入っているので、このまま法制化されれば昨年私たちの野菜屋で販売した野菜の多くはいわゆる「無農薬野菜」と呼べなくなる可能性が大きいのです。もっとも私たちでは利用者にどの品物に木酢液を使っているかなど栽培の情報は全てお知らせしてきているので、賢明な消費者であれば例え木酢液を農薬と呼ばれようとも私の商売には何も支障はないと思っています。
ただ農薬とは到底言いがたいようなものまでも「(特定)農薬」と呼ぶ、という発想にはウラでどのような団体や政治の力が働いているのか、などとつい要らぬ詮索もしてしまうのですが、それよりももっと大きな問題はこの国の画一的な物の考え方の一方的な押しつけにあると私は考えています。
現在の日本農業の作物栽培の主流になっているのは化学肥料や「化学」農薬を使って単一の作物を大量に栽培する、という方法です。海外の安い品物に対抗するために、この方向をさらに推し進めているのが現在の日本の農業政策ともなっています。消費者の多くはもちろん安い品物を求めているのかもしれませんが、実際にはもっと多様で安全な食べ物をさまざまな理由で欲しがっている人も少なからずいるわけです。そうした多様なニーズや食料自給のような重大で長期的戦略的な問題に目をつむり、ひたすら大規模生産に傾注していくこの国の政府の考え方は、どこかの独裁国家の強制的な思想統一となにも変わりがありません。

今回の農水省と環境省の発想も、法制化のための線引き・言葉の定義の厳格化をせねばならぬ、との観点からみれば理解できなくもないのですが、そもそも農薬取締法の主旨やこの法律の中で取り締まるべき農薬とは何かという議論、今回の違法農薬事件の本質や問題点についての検証や反省がほとんどなされぬまま、現在の農業政策の妨げにならない法律改正でさも対策をとったように見せかけようとしているのではないかと思わざるを得ないのです。
農薬といっても「除草剤」「殺虫剤」「殺菌剤」「ホルモン剤」と呼ばれているものなどさまざまなものがあります。これらの言葉にだって不正確なものがあります。
例えば除草剤。草を除くといえば聞こえはいいのですが、実際やっていることは雑草を枯死させることですから「枯葉剤」「枯死剤」というべきものです。「フリーター」や「援助交際」などと後ろめたいことをなんとなく遠まわしであいまいな言葉に置き換えてしまう風潮はなにも今に始まったわけではありません。
だから除草剤を枯葉剤と呼び改めればいいのだということではありません。経済性・経済成長一辺倒ではなく人々の様々な考え方や昔からの知恵、ひとつひとつは小さいけれど多様な個性・歴史というものをもっとよく勉強して尊重し育てていくことがこの国の政策になっていって欲しいと思うのです。
生態系は多様で複雑であればあるほど、崩れにくいといわれます。肉食獣、小動物、昆虫、微生物、植物とそれぞれ単体では1日も生きていく事はできません。それぞれ強いもの弱いものがあり、弱肉強食が自然の掟かも知れません。でも決して肉食獣だけに淘汰されていかないのは小学生でも知っていることです。そこではどんな小さい弱いものも生態系の中で助け合って
大きな役割を果たしながら生きていることを教えてくれます。

景気の悪い今の日本は先行きの見えない不安を抱えていると思うかもしれません。でもこういう時期だからこそいままで経済的には弱者(要はカネがない人)であっても、というより経済的に弱者であるからこそ個性や知恵があれば、よりよく生きていける契機でもあるように思うのです。
CATEGORY : 近況

プロフィール

nekomimi

Author:nekomimi
2001年夏に東京の会社を辞め、農業を中心とする生活をするため福島県会津地方へ移住。
連れ合いと3人の息子、犬のもも、ネコのリンと賑やかな田舎暮らしをしています。

URL ねこのめ ねこのみみ



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