This Archive : 2002年10月

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2002.10.28 *Mon

56(2002.10.28)

とうとう、裏磐梯で雪が積もりました。ここ山都町では雪こそ降らないものの連日冷たい雨が降り続いています。またあの寒く暗い冬の季節がやってきました。
ただ、今年変なのはカメムシの数が去年よりかなり少ないということ。カメムシが多い年は雪が多いといわれているので、今年は雪が少ないのかもしれません。そういえば、天気の長期予報でも今年は暖冬だそうです。もうとっくに霜が降りていておかしくないのにまだ一度も降霜していません。自然にとっていいことかどうかわかりませんが、今回の冬は多少過ごしやすそうです。

畑の方は、雪が地面を覆ってしまう前にやる事がまだまだあります。春キャベツやタマネギの定植、ゴボウや大豆などの収穫、夏野菜の片付け、落ち葉集め、来春用のハウス作り、そして家の雪囲い。気ばかりあせっているのですが、長雨が続いて作業はちっとも捗りません。今週もあまり晴天は望めないようだし、気がもめて仕方がありません。

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ぬいぐるみ相手にネズミ獲りの訓練中

話は全然ちがいますが、今あちこちで市町村合併が話題になっています。ご存知の通り国の財政がどうにもならなくなったので、約3000ある自治体を1000くらいにして地方公務員のリストラをしてしまおうという動きです。2005年度までに合併すれば財政上の特例措置も受けられる、早い話が自治体の「早期退職」募集ですね。福島県の矢祭町がいち早く「合併しない宣言」を出したりして市町村合併論議がわが福島は活発なのかと思いきや、ここ北会津地方ではそれほど具体的な話しになっていないようです。人口減少と高齢に悩むここ山都町は、合併するかしないかようやく議論が始まりました。町はお隣喜多方市との合併を視野に入れているようですが、行政サービスの低下や合併後の山都町地区の過疎化加速が心配され、町民の間でも賛否分かれています。
都市圏と違い、収入になる産業を持たない田舎町の財政は、国からの地方交付税交付金などに頼るところが大きいです。財政に余裕のある都市の住民から見れば、自分たちの払った税金が地方に流れている、だから地方も自助努力を、という理屈は良く分かります。ただ、都市の暮らしは電力にせよ、水にせよ、ゴミ処理にせよ、とかく地方に住む人たちの犠牲や協力の上で成り立っている部分がかなりあります。それに都市に住むほとんどの人が元はといえば地方の人間であり、地方にとっては貴重な人材が都市に流れていってしまっているというのも事実です。
一方で、地方も長年、国からの財政支援に慣らされてしまっていて、自分で税収を増やす努力が足りないようにも思います。今回のこの合併議論で気になるのは、国にせよ自治体にせよ単に財政・お金といった数字のやりくりに終始していて、肝心の住民ひとりひとりの幸せにまで目配りが感じられない、ということです。単なる数字の上での福祉レベル合わせではなく、だれもが自分の幸せ・豊かさ作りを邪魔されない環境を作ってもらいたいものです。

今日ホームページを更新した後(28日夜)我が家にも雪が降り積もりました。

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早くも冬将軍のお出まし
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CATEGORY : 近況

2002.10.21 *Mon

55(2002.10.21)

021021akimoto一雨ひとあめ寒さが厳しくなってまいりました。あたりの広葉樹も黄や赤の色を増してきました。
先日友人とカヌーに乗りに、裏磐梯の湖に出かけました。この日はまさに紅葉の見頃を向かえており、山々は幾重にもペルシャの絨毯を敷いたような美しさです。連れ合いとモモの3人、カヌーで静かな水面を進むと岸辺の木々からは、夏場のむせるような青臭い匂いとはうってかわって、枯葉の香ばしい香りが漂ってきました。

先日、友人の結婚式に出席するために久しぶりに東京へいきました。 相も変わらぬ人と車の多さは、これでどうして景気が悪いのかと思うほどで、到着して2時間ほど新宿のデパートなどをうろうろしただけで頭痛がし、咽喉がイガイガしてくる始末。
結婚式を終え、喜多方行きの長距離バスターミナルに着いたとたん、お菓子をつまんでバス待ちをしていたおばちゃん達が、「これ、食べっせい(食べなよ)」などと福島・会津弁を連発しているのを耳にして、なんとも気持ちがなごむ思いでした。
ところでどうでもいいことですが、1年前に女の子のだれもかれもが履いていた「厚底ぐつ」って、今はだれも履いていないんですね。滞在した2日間、なんか1年前と違うなあと思ったのは、街であの不細工な歩き方をしている人を見かけなかったということでした。

畑の方も秋の装い。日がとても短くなって、5時になるとすっかりあたりは暗くなってしまいます。ちょっと作業に集中しているといつのまにか手元も見ずらくなっています。
ある日の夕方近く山奥に借りている畑で、あともうひとガンバリと思っていると草むらにカボチャが食い散らかされているのを発見。あの皮の固いカボチャをこれだけ派手にバラバラにできる動物は?イタチじゃないよな。たぬきや野犬でもない。
この日、午前中にモモとケンカしたので、午後は畑に連れてきていませんでした。やおら使用中の鍬と鎌を片付け、普段は吹かない口笛などを鳴らしながら、軽トラックが止めてある山道に急ぎました。すっかり夕闇に包まれた家の玄関に着くと、早速モモと仲直りの散歩。
以後、畑には熊除けにかならずモモを連れていくようにしています。

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寒いから小屋に藁敷いてもらったよ。
CATEGORY : 近況

2002.10.14 *Mon

54(2002.10.14)

日一日と寒さが厳しくなってきました。晴れていれば昼間は暖かいのですが、朝晩はストーブを点けるほどの寒さです。この間の朝の気温は5℃。朝の収穫作業では朝露が恐ろしいほど冷たくて手が凍えてしびれます。
さすがに夏野菜もかなり参ってきたようで、成長が急に遅くなり、ナスは割れたものが増えて出荷に耐えるものが減りました。代わってサツマイモや里いも、ゴボウなどが収穫時期を迎えており、野菜からも季節の変化を確実に感じ取ることができます。

米の収穫が終わると急速に寂しくなります。仕事がぐっと減るということもありますが、たんぼを賑わしていたものがなくなり殺風景になったことが大きいようです。収穫の喜びと安堵感が一段落すると何か気分ががっくりしまいます。

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こうして気力が一時的にうせた時には焚き火など火を相手にするのがいいようです。
稲の籾殻をたくさんもらってきて、燻炭つくりをしました。燻炭というのは文字どおり炭にすることで、それを畑に撒くと土壌の殺菌や保湿・水はけを良くし、作物に欠かせない土中微生物の住処を作ってやることができるといわれています。燻炭器という煙突状の器具を使って籾殻を窒息状態で少しづつ燃やしていきます。
火災の危険があるのであまり留守にできません。高さ1.5mほどに積まれた籾殻のまえに椅子代わりの収穫コンテナをおいて、ボーっとする時そこは至福の空間です。キツツキがコココココンと奏でるドラミング、落ち葉の舞い落ちる時のサラサラという耳に心地よいリズム、野良猫の鳴き声、そして炭の匂い。
時折近所のおばあちゃんが通りかかり、今年の米や野菜の出来を話したり、自分のところの白菜がいつごろ葉を巻きそうか、などという会話をします。

これから降霜にかけて、またちょっと忙しくなります。今年の作業ももうひとがんばりです。

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この小屋は誰の?

CATEGORY : 近況

2002.10.07 *Mon

53(2002.10.7)

味覚の秋。9月は栗のシーズンでしたが、それもそろそろ終わり。次はキノコが食卓に上がってくるようになりました。栽培されたマイタケやシイタケ、それに近所の人がとってきてくれた山のキノコ。
その人に教えてもらって、畑のそばの山から自分でもキノコ採りをしました。
秋の山林をカゴを片手にモモと分け入るのは楽しいことです。モモがいるので熊とバッタリ出会うということはない(と思う)ので、存分に自然観察も楽しめます。行く手を阻むササヤブや縦横に張り巡らされたクモの巣には閉口してしまいますが、ちょっとした探検気分で子供の頃を思い出します。
松やナラの木が生いる林に紫色のリンドウを見つけ、朴の落ち葉のその大きさに改めて関心し(長さ30cmほど)、タヌキやシカのトイレと思しき場所に出くわして獣の気配を感じたりと、ほんの10分歩くだけでも楽しい気分になれます。キノコは自分で判るものはまだ1・2種類しかないので、大してとれませんが、晩ご飯用としては充分です。

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今日も仲良し

この間は関東に上陸したものでは戦後最大級とかいう台風がきました。強風で苦労して立てた稲のハザを倒されるのではと大変心配しました。東北地方を台風が通過する晩は雨風の音が不安をさらにかき立ててロクに眠れず(連れ合いは隣りで爆睡していた)、ハザが倒れる夢を2度も見る始末です。夜明けと同時に、ようやく風雨が収まってきたたんぼに向かいました。3つのハザが薄明かりの中で見覚えのある高さを保っていたのを見て、ほっと一安心。
背丈の高いモロヘイヤや大豆はだいぶ風で倒されましたが、他の野菜たちは大した支障もなく、無事に台風21号をやりすごしました。

2週間天日で干された稲はつい先日、とうとう機械で脱穀・籾摺りされました。来年用の種籾を除いても約5俵(約300kg)の収穫で、米作り1年目としてはかなり上出来です。

021007momo
稲藁はいい気持ち

精米されて炊き上がった米粒はしっかりしていて、キラキラしていて、香りが高くて、早速手前味噌の味噌汁と今年漬けた梅干などと共に頂きました。
この土地の美しい水と空気の味がそのままする、おかずがなくてもいくらでも食べられそうな、なんとも優しい豊かな味でした。自分たちで苦労して育てたからだいぶバイアスはかかっていますが、一粒たりとも残したくない、今年の味覚の秋はここに極めり、といった味わいでした。

021007gohan1
炊きたて炊きたて
021007gohan2
日本の正しい朝食

CATEGORY : 近況

プロフィール

nekomimi

Author:nekomimi
2001年夏に東京の会社を辞め、農業を中心とする生活をするため福島県会津地方へ移住。
連れ合いと3人の息子、犬のもも、ネコのリンと賑やかな田舎暮らしをしています。

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