This Archive : 2002年06月

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2002.06.23 *Sun

38(2002.6.23)

21日は夏至、夕方は7時半まで明るいのでついつい仕事仕舞いをするのが遅くなります。帰ってシャワー浴びてビール飲んで夕食を摂ると、もう9時で、はやウトウトしてしまうので、夜の短いこと。夜11時まで会社で仕事してラーメン食って帰るような生活は今は想像できません。

突然真面目な話になりますが、今ここ山都町に産業廃棄物の最終処分場建設の話がもちあがっています。最近は業者も建設場所探しに苦労しているようで、首都圏に近い群馬・栃木に続いてここ福島にもその手が伸びてきているのでしょう。
大量生産大量消費の今の生活経済スタイルではどうしてもそのような場所が必要になります。私たちが生活するためにはいろいろなモノが必要で、そのために出される産業廃棄物が少なからずあることは認めざるを得ません。ただ、そのゴミを土地が安い・人が少ないという安易な理由だけで自然豊かな田舎にもってくるというのは全く承知しがたいことです。
国のゴミ行政では産廃処分場の建設推進の方向に進んでいるようですが、根本的な解決策であるゴミを出さぬ努力は本気でなされているとは思えません。むしろ昨今の不景気を解消しようとドンドンもの買え、消費しろと躍起です。ここらでそろそろ経済成長率やGDPのような数字だけで豊かさを判断する考え方を国も変え、豊かさを「実感」できる国作りに真剣に取り組んでもらいたいものです。メーカーも、壊れたものは修理するより新品を買った方が安い、という馬鹿げた価格設定をやめてほしいし、消費者は新品でなくても用が足りるものは中古を探し、新品を買う時にも安易な安物買いに走らず多少高くても修理しやすい末永く使える品物を選んでいくべきだと思います。
実は農業というのも結構資材が必要なので、ゴミがそれなりにでます。地面を保温したり雑草の発生を防ぐために被覆するビニールマルチ、背の高い野菜のための支柱やネット、それを縛る紐、ビニールハウスを建てれば支柱、ビニール、コード、組み立て部品とさまざまですが、今売られているほとんどのものがビニールやプラスチック製です。化学肥料を使えば、その袋もビニールです。これらは買っても確かに安いのですが、多くは2・3年で使えなくなり(マルチは1回で使えなくなる)、自然に腐ることもなくリサイクルもできません。
私は微力ながらなるべくそうした製品を使わず、マルチには刈り草や稲藁、支柱には竹、紐は麻紐、ビニールハウスのビニールはやむなく買ってますが、できるだけ人のお下がりを探して使い、料は身近な材料で自分で作るようにしています。

産廃処分場の反対運動は始まったばかりですが、既にかなりの土地が密かに業者に買収され(いい忘れましたが広さは約200haで日本最大。町長が襲われて全国に知れ渡った岐阜県御嶽町の処分場でも日本最大の40ha。)非常に良くない状況です。町は町長はじめ反対の意向ですが、国の今の法律はそれさえも押しつぶせる力を持っています。今はとにかく住民の反対の声を上げ続けるしかありません。これをお読みの方々の中にはこうした問題に賛否様々な意見をお持ちの方もいらっしゃるでしょうし、私が前にいた会社は産廃処分場に必要な設備を納入していたメーカーでしたが、こういう会社の立場から言えば是非実現して欲しいと思っているはずです。
そうした利害があることは仕方ないこととしても、個人として日々の生活を送る中で、例えばモノを買うときにそういう問題があることを少しでもいいから考えて欲しいと心から願っています。

長くなりますが、閑話休題。わが畑の方は梅雨入り後急に成長が著しくなり、なんとなく野菜の体をなしてきました。今年はあくまでお試しのつもりでやってきましたが、一応人に買ってもらうことを念頭に置いた作付けをしています。当初予定では7月からと思っていましたが、いきなり「出来たから買ってくれぇ」というのもなんですので7月は消費者お試し月間とする予定です。興味のある方は新コーナー「野菜屋」へ。

それから、本ホームページは昨年9月にアップ以来毎週日曜に更新してきましたが、次回より月曜日に変更することといたしました。読んでいただく方には週明け月曜から読める方が何かと都合がいいかな思って日曜更新にしたのですが、日曜は町の行事が重なることが多く農作業の忙しさとあいまって、日曜更新にちょっと無理が出てきました。(最近月曜の早朝に更新するようになっていました)
そうした事情で来週は月曜に更新しますので、引き続きよろしくお願いいたします。

020623momo
モモも処分場建設に断固反対!
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CATEGORY : 近況

2002.06.16 *Sun

37(2002.6.16)

やれやれようやく梅雨入りです。例年だと、満員電車で他人の濡れ傘が自分のスーツに押しつけられる季節の始まりだと嘆くところですが、今年は、雨はありがたいねえとなんだか嬉しい季節の始まりでした。 特にここのところずっと雨の降らない日が続いていたので地面はカラカラ、畑の野菜たちはほっと一息ついたはずです。私にとっても毎朝の日課の苗の水遣りをしなくて済むので朝寝坊できるし、日中は涼しいし、本当に恵みの雨です。ただ晴耕雨読と格好よくはいかないのは相変わらず。作業スケジュールが押せ押せになっているから。

雨でもできる仕事は田んぼの除草。
隣りの田んぼは除草剤を撒いているのでその心配はないようですが(除草剤を撒くと苗も枯れないのかと思うひともいるかもしれません。
理屈はよくわからないのですが、出始めの雑草にだけ効くものがあるようなのです)、うちは農薬を使わないので早くも草取りが必要です。田植えからまだ3週間足らずなので大した量の雑草ではありませんが、うっかりするとあっという間に伸びてしまうらしいのでレインコートを引っ張り出して出かけました。
たった6aの田んぼでも草取りは重労働。手で一つ一つつまみあげていては1日あっても終わりません。
そこで登場するのがコロバシという道具。碁盤の目に植えられた稲と稲の間の泥を掻き回しながら進み、生えていた雑草を泥の中に梳き込んでしまう手押し除草機です。今やこんなコロバシを使って除草する人は殆どおらず、これを押していると通りがかった人が珍しそうに、あるいは懐かしそうにこちらを見ます。
これを使う人が少なくなった理由は除草剤の登場も大きな理由ですが、もう一つ人手で田植えすることが少なくなったからでしょう。田植え機を使うくらい大量に植える人が手押し除草機を使うわけもないのですが、田植え機を使うと物理的にもコロバシを使うことは困難なのです。コロバシの幅は約21cm。ですから苗同士の距離はそれ以上ないと苗も梳き込んでしまいます。今回うちの田んぼの苗間隔はタテヨコとも約30cm(1尺)で 、このコロバシを使うために広くあけてあります。それなら田植え機だって30cm間隔で植えればいいではないかとお思いかもしれませんが、この大量生産時代にこんなにスカスカに植える人は殆どいないのでタテヨコ30cm間隔(坪36株)で植えられる田植え機など販売されていないのです(せいぜい坪50株。通常は60から80株)。
これを使ってもタテ方向の除草だけで半日かかるのですが、これでほぼ全面の草が取れることになります。ぬかるんだ田んぼでは押して歩くだけでも大変な体力を消耗し決して楽な作業ではありませんが、コロバシで泥を攪拌することで稲の根に酸素を送る効果もあるそうです。最近合鴨やコイを田んぼに放して除草する農家もあるようですが、これも原理・効果はほぼ同じ。うちの田んぼでは私自身が合鴨やコイになった、というわけです。

020616korobashi     020616momo
これが手押し除草機「コロバシ」    まちがって田んぼに入っちった
CATEGORY : 近況

2002.06.09 *Sun

36(2002.6.9)

梅雨の前の暑さが続いています。昼前後は外に出るのが億劫になるくらい暑くなります。朝夕一生懸命働いて、昼間は昼寝でやり過ごすのがどうやらいいようです。
田植えが終わると仕事もぐっと減って、比較的のんびりしています。この辺りでは「早苗振(さなぶり)」といって、田植えの労をねぎらい、農作業を休む日を決めています。今年は6月2日・3日がそうで近所の人も野良着を着ずのんびりしていました。この日はお餅をついたり、お赤飯をふかす家庭が多いのでそのお裾分けもありました。
作業の遅れの出ている私の方は、重労働こそしないものの、草取りなど普段落ちついてできなかったことをして過ごしました(本当は草取りもしてはダメなのだそうです)。

草取り(草むしり)というのは本当に地味で面倒な作業です。除草剤を撒いてしまえばどれだけ楽かと思うこともしばしばです。前いた会社では昔、不景気で工場の仕事がない時に社員が敷地内の草むしりをしたということもあったそうで、とかく草むしりは日陰者の仕事というイメージもありました。

ところが、最近なかなか草取りも面白いなあと感じることが多くなりました。
いろんな種類の野菜の種を播いていると、中には芽がどんな姿形なのかわからないものが出てきます。雑草の種が混じっていない苗専用の土を買ってきてそこに播けば、何か芽が出てくればそれがその野菜の芽だとはっきりわかります。またカボチャや豆のように大きな種なら芽も大きいので判りやすいのですが、問題なのは発芽の遅い小さい種を直に畑に播く場合です。種を播いて水をやって、数日するとなにがしかいくつかの種類の芽がでてきます。それが果たして目的の野菜のものなのか、雑草なのか特定できない場合(農業のプロならそんなことはありえないのですが)しばらく雑草も抜かずにほっておくことになります。
どうやって特定するか。一番簡単なのは苗土に別に播いておいて観察すればいいのですがこれは面倒。次は他人の畑を覗きにいくこと。でも畑にいちいち何の種を播いているか書いておく人は殆どいないので、その人に聞かねばならず、面倒だけでなく恥ずかしい。最近発見したのはどこか一ヶ所に集中してその種を播いておく(厚播きする)、という方法。いくら雑草でもギュウギュウになりながら芽を出すことはないので、結構確実な方法です。これはわが連れ合いに種蒔きを頼んだとき、何を思ったか異常に厚播きしてしまったことがあり、そのことがきっかけで偶然発見したのです。
さて、どれが目的の芽なのかわかった時点では、雑草の方も物凄い勢力で伸びていることが多く、雑草の中に埋もれている状態になっています。これをとにかく丁寧に取り除いていく作業はマンホールの蓋くらいの広さであればともかく、何十メートルも続く畑でやっていくのでは全く気が遠くなってしまいます。
目の前の敵をもくもくと一つ一つ握りつぶすことに集中しているとあっという間に1時間くらいはすぐ経ちます。ふと気がついて後ろを振り向くと自分の通ってきたところには野菜の芽だけが一直線にきちんと整列していて、それを目にした時がなんとも言えぬ快感なのです。まあ実際は疲労感の方が断然多く、酷暑の中とにかく早く帰ってシャワーとビールなどと別の欲望も強いのですが、我が仕事のささやかな成果が素朴に嬉しい瞬間です。

020609zassou
ゴボウはどこだ!(ここまでほっといてはダメです)
020609momo
暑くても元気元

CATEGORY : 近況

2002.06.02 *Sun

35(2002.6.2)

最近やけに暑いなあ、と思っていたらもう6月なのですね。我が借家の居間には朝晩の寒さ用にまだコタツとストーブが出してあるので、昼間は見ているだけでなんだかとても暑苦しいのです。衣替えの季節でもあるので早いとこ片付けようと思っています。
日もどんどん長くなっていて、今では朝4時には充分明るく、夕方は7時まで作業ができてしまいます(もちろん、そんなにフルには働いていませんが)。植物にとっては今が一番日の光を活用できる時期なのでしょう、一日一日葉っぱや実が大きくなっていきます。今週、畑ではトマトの世話に拘束されていたのですが、朝なにも実がついていなかったところに夕方には小さな実がいくつかついていたりして、こういう目に見える成果というか成長は次の日も楽しみになるのがいいです。
とはいえ、隣人の畑はもっと成長著しく、「1日でこんなに大きくなるか?」と疑いたくなるほどキャベツやジャガイモの葉っぱが日に日に巨大化していくのです。単に隣りの芝が青くみえるのではなく、明かにでかくなっているのです。ウデがいいのか、肥料がいいのか、土がいいのか判りませんが、ホントに気味が悪いくらいなのです。
この時期になると畑にモノがどんどん入ってくるので、他人の畑というのが結構気になるもので、同じ品種を植えても全然色つやや大きさが違っていたりするとどうしてかなあ、なんて結構悩んでしまう頃でもあります。最近雨が少ないこともあってトマト・ナスがどんどん枯れていく株が出てきて、一種の育児ノイローゼ気味なのです。育苗に失敗した野菜も結構あって、当初計画の一角が崩れていくのを見つめるブルーな1週間でもありました。
まあ今年は勉強なのだよ、失敗の原因が判ればそれでよし、と早くも楽天的に考え始めておりますが、改めて野菜を育てる難しさを実感しています。

モモの傷は、かさぶたが取れるのを待つばかりで順調に回復しています。今は直りかけた傷をなめないようにエリザベスカラーというのを首につけさせているので多少窮屈そうですが、もうすぐ犬小屋に戻れそうです。モモだけでなく、私の心配までして頂いた方も結構いらっしゃって、本当に感謝しています。ありがとうございます。

020602momo
もうすぐ散歩にでられるよ
CATEGORY : 近況

プロフィール

nekomimi

Author:nekomimi
2001年夏に東京の会社を辞め、農業を中心とする生活をするため福島県会津地方へ移住。
連れ合いと3人の息子、犬のもも、ネコのリンと賑やかな田舎暮らしをしています。

URL ねこのめ ねこのみみ



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